ゲームを作ったり作らなかったり

ゲームを作ったり作らなかったり。作ってる時はUE4/モデリング/レベル・サウンドデザイン等、作ってない時はインディゲーム・SteamやModの話題等。

Substanceの買い方について

SubstanceアカウントがAdobeに移行した事により、当記事内容は現在のものと異なっています。
当時がどのような形態だったか参考になるよう当記事は残していますが、内容が古いものである事をご了承ください。

 

2018年にSubstanceのインディライセンス年間プランを購入したのですが、Substanceをどう購入するかで今まで悩んできたのでまとめてみました。

※2019年11月29日に記事内容を更新しました。

 

・はじめに

今回はSubstanceツールを初めて買うにあたって、どんな購入方法があるかを簡単にまとめました。

安く済む方法等の情報ではなく、どの購入方法が自分に合っているかを重視した内容になっています。

また、インディライセンスを前提としています。

Substanceの購入場所

自分の知っている範囲では、Substanceツールを購入出来るサイトは

Allegorithmic公式 

Steam

ボーンデジタル(日本代理店)

の3つです。ボーンデジタルはどちらかというとプロ向けのようなので今回は割愛します。

・Allegorithmic公式の購入方法

2019年11月現在では、

Painter/Designer/B2M/Alchemist/Automation Toolkit これら全ての期間限定ライセンスを購入するサブスクリプション

が購入可能です。

サブスクリプションの場合、月間と年間のプランに分かれていて、ライセンス期間内はツールのアップデートが可能です。

また、ライセンス期間内はSubstance Sourceで使えるポイントが月30pt貰えます。

 

買い切りの永久ライセンスは既に通常販売が終了しており、2019年11月以前にサブスクリプションライセンスを有している場合のみ永久ライセンスに移行出来ます。

 詳細は下記の記事にて。

devornot.hatenablog.com

 ・Steamの購入方法

Steamでは買い切りのみになります。

上述の通り、公式サイトでの永久ライセンス販売が無くなったので、永久ライセンスを購入する唯一の方法でもあります。

ストアではSubstance Painter 2019と言ったようにツール名の後にサポートする年が書かれています。

つまりその年のアップデートのみ可能という形ですが、Allegorithmicアカウントとリンクする事で購入日から1年間のアップデートライセンスを得られるようです。

 

各ツール単体だけでなく、Painter/Designer/B2Mの3つのバンドルもあり、その場合は割引があります。

また、2019→2020のように新しいバージョンへ移行するにあたって、旧バージョンを所有済みのユーザーは自動的に新しいバージョンに割引が適用されるようです。

・セール

Allegorithmic公式では今までに夏(7月)とブラックフライデーの頃に開催されていました。

2019年は11/28よりMonster Discount 2019が開催されています。

www.substance3d.com

サブスクリプションの年間プラン(※初回購入のみ) 219→149ドル

PainterまたはDesignerのアップデートライセンス 75→50ドル

となっています。

 

Steamでは各大型セールの頃に34%オフになっているようです。

また、現在は予約購入扱いの2020年版も1月4日まで34%オフになっています。 

サブスクリプションと買い切りの違い

大きな違いはサブスクリプションには全てのツールが含まれていてAlchemistとSourceが使える、という点です。

AlchemistはB2Mに代わるマテリアル作成ツールで、2019年から正式投入されサブスクリプション限定ツールとして提供されています。

Sourceはマテリアルをダウンロード出来るサービスで、サブスクリプションの期間に応じてダウンロード用ポイントが貰えます。

 

Steamでの買い切りは基本的に各ツール単体で、バンドルでは3つをまとめ買い出来ます。

上述の通り、AlchemistとSourceはSteamでは提供されていません。

 

なお、サブスクリプションではライセンス期限が切れるとツール自体が使用出来なくなります。

買い切りの永久ライセンスはそのような制限が無いものの、アップデート期間が限定されている為、それ以降もアップデートするには新たに購入する必要があります。

・どのように選ぶか

ではこれらを踏まえた上でどう考えて購入するかですが、簡単に列挙すると

一時的な使用なのか

各ツールを単体で使うか

Substance Sourceを必要とするか

決済方法が限られているか

これらがポイントだと思います。

 

一時的な使用なのか

例えば3ヶ月だけ使うのであればサブスクリプションで良い可能性もあります。

買っても少し触っただけで止めてしまうかもしれない、という人とか。

公式サイトでは30日間の試用も可能なので、その間に見極めるのが良いと思います。

各ツールを単体で使うか

これについては、単体であればSteamで1つのツールだけ買うのが無難だと思います。

全ツール使いたい場合、Alchemistを含めるかどうかで変わります。

Alchemistが必要ない場合はSteamのバンドル版でまとめ買いしても良いかと思います。

ちなみにAlchemistがSteamに登場する予定は今の所無いらしいです。

Substance Sourceを必要とするか

Painter単体しか使わない場合でも、マテリアルを増やす為にSourceを使いたければサブスクリプションにするのも有りだと思います。

ちなみにSubstance Shareでもマテリアルをダウンロード出来るので、そっちで十分という場合はSourceは必要ないかもしれません。

なお、Shareはユーザー投稿型で、Sourceは公式からの提供という違いがあり、マテリアルに関するライセンスが異なるので注意が必要です。

決済方法が限られているか

Allegorithmic公式では今の所クレジットカードとPaypalの2つしか決済方法がありません。

これら以外で購入する場合はSteamになります。

また、Steamでは円決済に対応しているので若干の値段の違いが出ます。

・最後に

公式サイトでの販売方法の変更によってサブスクリプションと永久ライセンスの扱いが大きく分かれました。 

実質的に、サブスクリプションなら公式サイト、永久ライセンスならSteam、というように住み分けされている形です。

また、サブスクリプションの利点が以前より増えており、

・Alchemistが使用可能なのはサブスクリプションのみ

Substance LauncherでSourceと各ツールの連携が可能になりSourceの利便性が向上

などの利点を永久ライセンスと比較して選んでいく事になります。

 

ちなみに、僕は2018年のブラックフライデーの頃にサブスクリプション年間プランを159ドルで購入しました。

それから1年、2019年11月にライセンス期限を迎えるので今度は永久ライセンスへ49ドルで移行しました。アップデート権が来月で切れるので、今後はアップデートしたくなったら各ツールのアップデートライセンスを適宜購入するか、サブスクリプションを購入する予定です。

サブスクリプションを1年間使用してみての感想は、とにかくSourceのポイントが貯まる。全く使い切れなかったので、このまま延長しても貯まり続けるだろうと判断して永久ライセンスに移行しました。

この時点でSteamで購入しても良かったのですが、Sourceを利用するなら一応公式のライセンスを持っておいた方が良いかと判断しました。ランチャーが結構便利。

もしも、永久ライセンスだとSourceが使えない、という事態になれば今後はSteamで購入する事になりそうです。

 

 

2019年はライセンス形態に変更がありましたが、今後も状況が変われば都度加筆修正していきたいと思います。